点评:2泊3日の鹿児島旅行も終盤を迎え、空港へ向かう夕方までの時間は、市内に点在する志士たちの銅像を巡ることに。「鹿児島でまだやり残したことはないか」と妻に聞いてみると、返ってきたのは「シロクマ」という意外な単語でした。「鹿児島といえば黒豚が有名だけど、熊の肉も名物なんだっけ?」 そうと返すと、妻は呆れたように「かき氷のこと、知らないの!」と一喝。言われてみると聞いたことがある気もしましたが、さっそくスマホで検索・・・。すると、初日の夜にうなぎを堪能したあの賑やかな歓楽街「天文館」にある、「むじゃき」というなんとも個性的で変わった名前の店が高評価のようです。朝食を食べたばかりですが、氷なら入るだろうということで、行ってみることにしました。
それにしても、「天文館」というネーミング、きらびやかな歓楽街としては、どこか奇妙でミステリアスな名前です。ネオン煌めく街のど真ん中に、なぜ宇宙を連想させる言葉が残されているのか。今でこそ鹿児島随一の繁華街として多くの人で賑わっていますが、その由来は江戸時代にまで遡ります。黒船が来るはるか前から世界を見据えていた薩摩藩。あの島津斉彬公の曽祖父にあたる重豪(しげひで)公が、1779(安永8)年にこの地に建てたのが、天体観測や暦の作成を行うための研究所「明時館(めいじかん)」、通称「天文館」でした。農業や航海にとって命綱である正確な時間と暦を知るために、薩摩の学者たちが夜な夜な望遠鏡で星空を見上げていたのです。さすが島津家の先見性!!
お目当ての「むじゃき」に入店し、運ばれてきた名物の「白熊」と対面した瞬間、思わず夫婦で目を見張りました。器にうず高く盛られた純白の氷、そしてレーズンや色鮮やかなフルーツがトッピングされたその姿は、どこからどう見ても白熊には見えません。しかし、大の大人がそんな事に憤慨していてもしょうがありません。早速、スプーンを差し込み、そっと口に運ぶと、その瞬間これまでのかき氷に対する概念が見事に覆されました。昔ながらのガリガリとした氷とは、完全に一線を画しています。口に含んだ瞬間にフワッと消えていくその食感は、まるで北海道のゲレンデで出会う、さらさらとしたシルキーなパウダースノーそのもの。雪の結晶ように繊細な氷が、舌の上で優しく滑らかに溶けていくのです。その極上のパウダースノーに、お店秘伝の自家製ミルク(練乳)が絶妙に絡み合います。濃厚で深いコクがありながらも、後味は驚くほどさっぱりしていて、甘さが口に残りません。それにしても、なぜこの姿で「白熊」なのか。気になって調べてみると、戦後間もない創業当時、物資不足のなかで仕入れていた練乳缶に描かれていたトレードマーク(白熊印)が由来なのだとか。現在の華やかなデコレーションは、その後に進化した姿だったわけです。それならば納得です。ひんやりとした極上の涼で、疲れも一気に吹き飛びました。旅の締めくくりとなる「志士たちの銅像巡り」へ再び歩き出しました。
翻译:我们在鹿儿岛的三天两夜之旅即将结束,我们决定在晚上去机场之前,先去参观一下散落在城市各处的爱国者雕像。当我问妻子在鹿儿岛还有什么我们没做过的事情时,她出乎意料地回答说:“北极熊。” “鹿儿岛以黑豚猪肉闻名,但熊肉不也是当地的特产吗?”我回答道。妻子不耐烦地反驳道:“你不知道刨冰吗?!” 她这么一说,我才隐约想起之前听说过,于是赶紧用手机搜索了一下……结果发现,在热闹的娱乐区天门馆(我们第一晚在那里吃了鳗鱼)里,有一家名字很特别的店叫“Mujaki”,评价很高。虽然我们刚吃过早餐,但觉得吃点冰应该没问题,于是决定去试试。
即便如此,“天门馆”这个名字对于这样一个灯红酒绿的娱乐区来说,仍然显得有些奇特而神秘。为何在霓虹闪烁的城市中心,会出现一个与宇宙相关的词语呢?如今,这里是鹿儿岛最繁华的市中心,但它的历史却可以追溯到江户时代。早在黑船入侵之前,萨摩藩就已将目光投向了世界。1779年(安永8年),岛津成明的曾祖父岛津重秀建造了“明治馆”,也就是后来的“天门馆”,这是一座用于天文观测和历法制定的研究机构。为了获得精准的时间和历法——这对于农业和航海至关重要——萨摩藩的学者们夜复一夜地透过望远镜观测星空。这真是岛津家族的远见卓识!
走进我们预定的餐厅“Mujaki”,看到他们招牌的“白熊”(刨冰甜点)端上来,我和妻子都惊呆了。碗里堆得高高的纯白冰,上面点缀着葡萄干和五彩缤纷的水果,无论从哪个角度看都不像北极熊。不过,大人何必为此烦恼呢?我立刻舀起一勺,轻轻送入口中。那一刻,我对刨冰的固有印象彻底颠覆了。它和传统的嘎吱作响的刨冰完全不同。入口即化的口感,就像北海道雪坡上轻盈丝滑的粉雪。细腻的冰片如同雪花般在舌尖缓缓融化。店家秘制的炼乳与这绝妙的粉雪完美融合。它味道浓郁醇厚,回味却出奇地清爽,甜味也不会在口中停留太久。不过,为什么它叫“北极熊”呢?出于好奇,我查了一下,才知道这家店的名字来源于战后物资短缺时期,他们采购的炼乳罐上印着的北极熊图案。如今精致的装饰则是后来演变而来的。这倒也说得通。清凉舒爽的感觉瞬间驱散了我的疲惫。我又继续我的“爱国者雕像之旅”,这将是我此行的最后一站。