点评:鹿児島空港に降り立ち、レンタカーを走らせること約40分。鹿児島旅行の始まりに選んだのは、神話の息吹が感じられる「霧島神宮」。かつては、天孫降臨(てんそんこうりん)の地とされる高千穂峰の火口近くにあったそうですが、度重なる噴火による消失と再建を繰り返したすえ、約300年前に現在の場所へ移されたのだとか。
ここは、坂本龍馬が寺田屋事件(寺田屋遭難)で負った傷を癒すために、西郷隆盛らの勧めで、妻のお龍とともに訪れた日本初の新婚旅行の地としても有名です。薩長同盟を成し遂げ寺田屋に宿泊していた龍馬を、奉行所の役人が捕縛・暗殺を画策。異変に気付いたお龍が入浴中にもかかわらず、裸のまま階段を駆け上がって龍馬に危機を知らせたというエピソードから、龍馬はお龍の物怖じしない性格や、自分を支えてくれる強い女性に惹かれたのかもしれません。この信頼関係は、ミラノ・コルティナ五輪で金メダルを獲得した「りくりゅうペア」を彷彿とさせます。
境内には圧倒的な存在感を放つ樹齢約800年の杉の御神木がそびえ立っています。龍馬も、姉・乙女への手紙で「実に見事な杉の木がある」と書き残したこの巨木。注目すべきは、ある角度から見ると、まるで烏帽子を被った小さな神様が手を合わせているように見える枝。見つけた瞬間、私たち夫婦も思わず手を合わせてしまいました。どっしりと根を張る巨木から、長い年月を経て守り継がれてきた生命力を感じ、背筋がすっと伸びるような神聖な気持ちに。
龍馬とお龍は、霧島神宮のさらに奥にある高千穂峰にも登り、山頂の伝説の武器「天逆鉾(あまのさかほこ)」を、二人で一緒に引き抜いて笑い合ったと手紙に綴っています。鉾の柄の部分にある顔のような装飾についてもスケッチを添えて詳しく解説。現在、見ることが出来る物は、後に島津氏などによって再建・奉納されたものだと言われています。信仰の対象として大切に祀られているため、今では触れることは厳禁ですが、龍馬の自由奔放さが伝わるエピソードです。
龍馬が、お龍と霧島神宮を訪れたのは、長州と薩摩という宿敵同士をようやく握手させた(薩長同盟)直後の、嵐の前の静けさのような時間。「お龍と毎日、これまでの浮世の苦労を忘れて、ただ面白く過ごしております」 手紙に溢れる子供のような清々しい言葉からは、龍馬の純粋で誠実な人間性が伝わってきます。龍馬にとっては、人生で最も幸せだった休息(新婚旅行)から、命を懸けた大仕事(大政奉還)、そして非業の死(近江屋事件)へと駆け抜けた、まさに最後の輝きの瞬間。命を狙われた龍馬と、彼を命がけで救ったお龍が、ようやく手に入れた穏やかな時間という視点で景色を眺めると、感慨深いものがあります。
翻译:抵达鹿儿岛机场后,我租了一辆车,驱车约40分钟,来到了雾岛神社。这里充满着浓厚的神话气息,是我鹿儿岛之旅的起点。雾岛神社原先位于高千穗山火山口附近,据说那里是天孙降临的地方。但由于火山喷发,神社屡遭损毁和重建,约300年前迁至现址。
这里也是日本第一对新人度蜜月的地方。坂本龙马在西乡隆盛等人的劝说下,携妻子阿良前来此地疗养,以治愈他在寺田屋事件(寺田屋灾难)中受的伤。当时,坂本龙马在促成萨摩-长州联盟后暂住寺田屋,却遭到地方官的密谋陷害。据说,阿良察觉到异样,便在沐浴时赤身裸体地跑上楼梯,警告龙马危险来临。或许龙马被阿良无畏的性格以及她给予他的支持所吸引。这种信任关系让人想起在米兰-科尔蒂纳奥运会上夺得金牌的“陆龙组合”。
神社内矗立着一棵雄伟的雪松,树龄约八百年,气势磅礴。龙马在写给妹妹乙女的信中也提到了这棵巨树,称之为“一棵真正雄伟的雪松”。尤其引人注目的是,从某个角度看,这棵树的一根树枝仿佛是一位戴着乌头(一种帽子)的小神灵双手合十。我和丈夫看到这一幕时,也不由自主地将双手合十。从这棵根深蒂固的大树上,我们感受到了它所蕴含的、世代守护的生命力,以及一种神圣的气息,让我们不由自主地挺直了腰杆。
龙马和阿良还攀登了雾岛神社更远处的鹰千穗山,并在信中写道,他们从山顶拔出了传说中的兵器“天之坂驮”,两人都开怀大笑。信中还详细描述并绘制了枪柄上人脸状的装饰图案。据说,我们今天看到的这件兵器是后来由岛津氏等人修复并捐赠的。由于它是神圣的祭祀用品,现在严禁触摸,但这段经历也体现了龙马自由奔放的性格。
龙马和阿良是在暴风雨前的平静时期参拜雾岛神社的,当时正值萨摩-长州联盟成立之后,这个联盟将宿敌长州和萨摩两大国联合起来。 “每天和阿亮在一起,我们忘却世间的苦难,尽情享受生活。”信中清新稚嫩的话语,展现了龙马纯真诚恳的性格。对龙马而言,这是他人生最后的辉煌时刻,如同旋风般从最幸福的蜜月期,到危及生命的事业(复辟皇权),再到悲惨的死亡(大宫事件)。从龙马——这位生命受到威胁的女子——最终获得的平静时光,以及阿亮——这位为救他而冒生命危险的女子——的视角来看待这一切,令人不禁心生深深的感伤。